空き家・空き地の問題点：資産価値を上げるリフォームの費用感

2024年6月17日2024年7月20日

近年、深刻化する空き家問題。放置された空き家は、地域社会に様々なリスクをもたらします。
しかし、適切な対策を講じることで、資産価値を蘇らせることも可能です。
この記事では、空き家問題の現状と、賢い解決策をご紹介します。

空き家増加が招く深刻なリスク

空き家が増加すると、以下のような問題が発生します。

これらの問題は、地域社会全体の活性化を妨げ、住民の生活環境を悪化させるだけでなく、
行政にとっても大きな負担となります。

空き家問題を解決するには、以下の3つの方法が考えられます。

自身で売却する以外にも、不動産会社に仲介を依頼する方法があります。
専門知識を持つ不動産会社に相談することで、スムーズな売却を実現することができます。

駐車場やトランクルーム、シェアオフィスなど、空き家を新たな用途に活用する方法です。
近年注目を集めているのが、地域住民が集うコミュニティースペースとしての活用です。

空き家を居住可能な状態に改修し、賃貸住宅として活用する方法です。
入念な市場調査に基づき、需要に合致したリフォームを行うことで、安定的な収益を得ることができます。

具体的なリフォーム箇所を考えていくと、「水回り・床・壁・窓・照明・エアコン」などがあげられます。
具体的に1つずつ話していきたいと思います。

築35年経過した建物の場合、キッチンやトイレ、浴室のリフォームが推奨されます。
これらの水回りを改修するには、約300万円くらい必要となるでしょう。
水回りのリフォームは、賃貸物件の入居者にとって重要な要素となるため、特に注意が必要です。

空き家の多くは戸建て住宅であり、家族での入居が一般的です。
この際、最も注目されるのが水回りの状態です。そのため、一定の質を保ったリフォームが求められます。
水回りのリフォームは家族の快適な生活を確保するために不可欠であり、
特にキッチンやトイレ、浴室の改修には十分な配慮が必要です。

床や壁も時間とともに劣化が進んでいることがあり、そのために張替えが必要になることがあります。
ざっくりではありますが、6畳の部屋の場合、壁紙の張替えには約5万円、
床の張替えには20万から30万円程度の費用がかかると見込まれます。

つまり仮に3LDKの住宅を例に取ると、床の張替えには約120万円、
壁紙の張替えには30万円ほどのコストが発生することになります。
このように、床や壁の張替えは物件の規模や状態によって費用が異なるため、事前の見積もりが重要です。
劣化が進行している場合は、特に早めの対処が必要です。

長期間空き家のまま放置されていると、寒暖差による影響で窓ガラスにひび割れが生じることがあります。
この場合、窓の交換が必要となります。

窓の取り換えには、1カ所あたり約10万円の費用がかかると見込まれます。
このように、空き家の窓は外部の環境にさらされることで劣化しやすいため、
定期的な点検と適切なメンテナンスが重要です。

35年前の照明器具と現在のものでは明るさの性能が大きく異なります。
そのため、照明を新しいものに交換すると、室内がより明るく感じられるでしょう。

この交換には大きな費用はかからず、家の中の雰囲気を明るくするために非常に効果的です。
交換費用は約1～2万円ほどで済みますので、コストパフォーマンスも良好です。
古い照明を最新のものに取り換えることで、快適な住環境を手軽に実現できます。

エアコンの交換は10年ごとを目安に行うのが理想的です。
空き家として10年間放置されている場合、エアコンはかなり劣化しているため、交換が必要です。

新しいエアコンを購入すると費用が高くなりますので、賃貸物件として貸し出す際には、
中古のエアコンを選ぶのも一つの方法です。
中古のエアコンはネット通販で手に入れることができ、費用を抑えることができます。

エアコン1台の交換には、取り付け費用を含めて約6～8万円がかかる見込みです。
コストパフォーマンスを重視するならば、中古のエアコンの利用を検討してみてください。

空き家問題は、放置すればするほど深刻化し、解決が困難になります。
早めに対策を講じることが重要です。

特に空き家の活用を考えている場合はリフォームをいかに行うかが重要です。
水回りのリフォームが高額になりがちですが、簡易なものであれば
大体500万ほどかければ室内のリフォームはできるかと思います。

弊社「みどり不動産空き家空き地対策センター」は、
新宿区・中野区・世田谷区でお客様の資産価値を守り、
地域社会に貢献できるよう、全力でサポートいたします。